<柔道:グランドスラム東京2012>◇2日目◇1日◇東京・代々木第1体育館◇男女4階級

 リオデジャネイロ五輪に向けて、また1人新星が飛び出した。男子73キロ級の大野将平(20=天理大)が1回戦からすべて一本で勝ち上がり、決勝ではロンドン五輪銀メダリストの中矢力(23=ALSOK)にも一本勝ち。古賀稔彦、吉田秀彦ら五輪金メダリストを生んだ講道学舎出身らしい攻撃柔道で、世界にアピールした。

 同81キロ級は五輪金メダリストの金宰範(27=韓国)が優勝。五輪代表の中井貴裕(22=流通経大)ら日本勢は1人も決勝に進めなかった。女子63キロ級は高校2年生の津金恵(17=松商学園)がシニア国際大会初出場で初優勝。同70キロ級はリンダ・ボルダー(24=オランダ)が決勝で田知本遥(22=東海大)を破って優勝した。