男子シングルス4回戦に出場した丹羽孝希(20=明大)は、世界ランク4位の樊振東(中国)に敗れ、8強入りを逃した。

 5-11、14-12、2-11、2-11、9-11で、ゲームカウントは1-4。第2ゲームは7-10から追いつき、逆転する粘りを見せたが、勢いに乗り切れなかった。

 丹羽は「中国の強さを感じたというより、まだそこまでいっていない。相手は1球1球の質が高く、こちらはミスも多くてラリーにならなかった。中国人選手の質の高いボールに下がらず、前でさばけるようにしたい」と、反省を口にした。

 今大会日本勢最多の3種目に出場した丹羽も、残すはすでに銅メダル以上が確定し、松平健太と組んで2日に出場する、男子ダブルス準決勝にのみ照準を合わせることになった。その男子ダブルス準決勝で、この日の樊振東と再戦するが「ダブルスとシングルスでは戦い方が違う。前回、いい勝負ができたので、そのイメージを持って戦えれば」と、気を取り直していた。