卓球女子日本代表の宮城合宿最終日が4日、仙台市内で行われ、福原愛(27=ANA)と伊藤美誠(15=スターツ)が打倒中国に手応えを得た。今回はリオ五輪団体のダブルス強化を目的とし、1月の全日本選手権男子シングルス準優勝の張一博ら男女5人を招き、強豪各国のダブルス選手を想定して練習。福原は「ここまでダブルスだけの練習をするのは初めて。美誠はサーブの種類がすごく豊富。それを生かして自分が攻撃パターンにつなげたい」。伊藤も「なにもかもが頼りになるお姉さん。中国選手にも勝てるチャンスがある」と連係は高まった。

 サインプレーは伊藤が主導権を握るが、夕食は仙台が故郷の福原がなじみの店に招いた。牛タン、すき焼き、ラーメンなどを堪能し、伊藤は「仙台にいたら太るなと思いました。すき焼きトロトロ」と笑顔を見せた。福原も「美誠はおなかがすくと、ちょっとイライラする。おなかがいっぱいになると、すぐ眠くなるところが、かわいい」と息もピッタリだ。