リオデジャネイロ五輪柔道女子48キロ級代表の近藤亜美(21)と52キロ級の中村美里(27)が4日、所属の三井住友海上が都内で開いた壮行会で決意を記した。レゴブロックでできた日の丸に近藤が書いたのは「精神一到」。努力すれば、どんなことでも成し遂げられるという意味で「去年負け続けた時期に、できないことはない的な言葉を探していて」見つけたという。

 白鵬が横綱昇進の口上で使ったのが「精神一到」。父親が学生力士で、小1で愛知県の相撲大会で優勝した近藤にはなんとも縁がある言葉。柔道界の横綱=金メダルを狙うには吉兆を感じさせる一致となった。また、3度目の五輪となる中村が書いたのは「自然体」。「常に自然体でできている。良い状態」と話した。