リオデジャネイロ五輪柔道女子57キロ級で2連覇を狙う松本薫(ベネシード)が6日、スペインでの国際合宿から成田空港に帰国し「外国人を相手にし、やるべきことが明確になった。収穫があった」と笑顔で話した。

 昨年世界一の松本は世界選手権2年連続3位のオトンヌ・パビア(フランス)ら欧州勢と乱取りをし「力を思い切りぶつけてくる感じ。ちゃんと(心身を)つくり込んできている」と警戒する。同行した日本女子の谷本歩実コーチは松本について「ここ最近では抜群に良かった。体さばきがしっかりしていた」と評価した。

 女子63キロ級で初出場の田代未来(コマツ)も精力的に練習し「力強さを感じたが、五輪前に外国人と組めたことが大きい」と充実感を漂わせた。

 2日から実施の国際合宿には、男子100キロ超級で世界7連覇中のロンドン五輪覇者テディ・リネール(フランス)ら有力選手が参加している。男子日本代表は9日に帰国予定。