フィギュアスケートの世界選手権で3季ぶり2度目の優勝を飾った羽生結弦(22=ANA)が4日、開催地のフィンランド・ヘルシンキから羽田空港に帰国した。

 羽生選手は金メダルを首にかけ、優勝の喜びと来季への展望を語った。

 -大会を振り返って

 羽生 今季は思うような演技ができずに苦しかったが、何とか挑戦してきた。それが実り、フリーで結果を出せたことが一番うれしい。

 -3季前の初優勝と比べ、金メダルの重みは

 羽生 あまり変わらない。ただ、世界一というのはすごく、すごく大きなもの。昨季、一昨季と(2位で)重みを感じながら練習してきた。

 -来季のプログラムの構想は

 羽生 考え中。まずはこの(レベルの)演技をコンスタントにできるように、実力を高めたい。

 -新たなジャンプにも挑戦するのか

 羽生 (20日からの)国別対抗が終わったら、いろいろなジャンプを試したい。けがをせず、練習効率がよくなるように、リスクとのバランスを取りながら練習したい。

 -選曲のイメージ

 羽生 慎重に考えなくてはいけない。勝負のシーズンになるので、自分の魅力、曲の魅力を出せるものにしたい。

 -平昌冬季五輪の金メダルの位置づけは

 羽生 見ている方は期待している。その期待に応えるための金メダルになると思う。若干プレッシャーを感じている。