Bリーグ仙台89ERSは14日、片岡大晴(31)がB1(1部)京都ハンナリーズに移籍すると発表した。仙台市生まれの片岡は、北海道から15~16季に仙台89ERSに移籍。今季はレギュラーシーズン全60試合に出場した。京都には12~13季に所属しており、古巣へ復帰となった。

 今季はシューティングガードとして、チーム日本人最多の1試合平均16・5得点の成績を残したが、富山グラウジーズとのB1残留プレーオフ(PO)1回戦の2試合は、平均9・2得点に終わった。残留POに敗れたチームは、来季からB2(2部)降格が決定。昨年12月に日本代表候補重点強化選手に選ばれた経験がある片岡は、レベルの高いB1の舞台で戦うことを決意したとみられる。

 2シーズンで仙台を去る片岡は「自分自身のバスケットボールと成長を一番に考え、決断させていただきました。生まれ育った宮城で大好きなバスケットボールを通してたくさんの方々と関わり、過ごすことが出来てとても幸せでした」などとコメントした。取材を終えた報道陣とは必ず握手をして感謝の意を示すなど、誠実な対応はだれからも慕われていた。