バスケットボールB1リーグの新潟アルビレックスBBに新加入したシューティングガード(SG)城宝匡史(35=富山)が18日、アオーレ長岡で入団会見を行った。得点能力の高いSGで、チームにとって最大の目玉補強となる。会見時に着用したネクタイは、オレンジとブルーのストライプ。クラブの公式ネクタイだ。「オレンジのユニホームが似合うかどうか、というのが一番心配」。笑いを誘いながら、「(新潟のブースターから)毎回、ブーイングを受けてきた。味方になると、どんなに心強いか。楽しみです」。新潟にとっても、心強い得点源の加入になる。

 昨季は新潟と同じ中地区の富山に所属して1試合平均13・4得点。持ち前の3点シュートはもちろん、インサイドに切り込んでのシュートもある。相手にマークを絞らせない多彩な攻撃が身上だ。bjリーグ時代の富山では、13~14シーズンのMVPも獲得。「高いレベルのバスケットで、チームを助けたい」と意気込んだ。会見後はさっそく、チーム練習に初合流した。

 また、同じく新入団のSG輪島射矢(いりや、31=福島)も会見を行った。3点シューターで、通訳も兼任する。【涌井幹雄】

 ◆城宝匡史(じょうほう・まさし)1982年(昭57)4月24日生まれ、北海道出身。大麻(北海道)-大商大。大阪、東京、滋賀を経て、昨季はB1富山でプレー。大阪でbjリーグ優勝2回、同ベストファイブ受賞3回。背番号は31。183センチ、83キロ。