柔道の世界選手権(28日開幕・ブダペスト)に初出場する女子78キロ超級で20歳の朝比奈沙羅(東海大)が27日、成田空港で出発前に取材に応じ「自分らしさを世界でアピールすることが目標。実力者と組み合えるのは楽しみ」と意欲十分に話した。

 78キロ級は前回覇者として臨む梅木真美(ALSOK)と4度目の出場となる佐藤瑠香(コマツ)が頂点を目指す。昨年のリオデジャネイロ五輪で初戦敗退に終わった梅木は「悔しい思いをしたくない。世界一を狙ってやってきた」と決意を口にし、佐藤は「この大会で負けてばかりなので、しっかり勝ちたい」と闘志を燃やした。

 70キロ級の新井千鶴(三井住友海上)は前回5位。初優勝へ「やってきたことを出すだけ。取りたいタイトル」と意気込んだ。