フィギュアスケート女子で、平昌五輪を目指す樋口新葉(16=東京・日本橋女学館高)が、フリーで118・44点をマークし、前日SPとの合計188・41点で優勝した。

 転倒や回転ミスなどジャンプミスが相次ぎ、演技後はしばしぼう然。今月初旬の関東サマートロフィーより、10点近く低いスコアとなり「想像以上にダメだった。スピードも出なかった。今シーズンはパンク(ジャンプを跳び損じること)をしないという目標があったので悔しい」と反省の言葉を並べた。

 フリーは、映画「007」の曲を使い、大人の女性を演じる意欲作。22日には、来日した人気振付師のシェーリーン・ボーンさんに新たな動きを加えてもらっていた。難しいプログラムだが「練習では、けっこう上手くできている。あきらめないようにやっていきたい」と前を向いた。

 次戦は、9月14日開幕のロンバルディア杯(イタリア・ベルガモ)で今季初の国際試合に臨む。