2度目の現役生活に幕を下ろした伊達公子さん(46)が27日、日本テレビ系「スッキリ!!」に生出演。現役を退いた現在の生活や心境について語った。

 MCの加藤浩次から「現役生活お疲れさまでした!」と労われ、花束を受け取った伊達さん。現在は、「なんだかんだ動いてはいますけど、精神的にはすごくリラックスできています。これから何をやるかは少しずつ考え始めてはいるんですけど、今はとりあえず目覚ましも無しに起きて…最高ですね」と緊張感から解き放たれた生活を満喫していることを笑顔で語り、気の緩みから風邪をひいてしまったとも語った。

 2008年に現役復帰してからの第2キャリアについて「第1(キャリア)の時はとにかく自分ですごくバリアーを張ってたし、勝ちにこだわるがゆえに『こうでなきゃいけない』っていうものを自分の中に作り上げてたんですけど、第2キャリアの時は自然体で居られた。うれしいことはうれしい。嫌なことは嫌っていうことを表面に出せるようになった。あと、ツアーを楽しんでたっていうのもあります」と振り返った。

 最も記憶に残っている試合は、女王シュテフィ・グラフを破った96年のフェド杯。その思い出を語ったが、加藤から「あの時の松岡(修造)さんが思い出に残ってますか?」と聞かれると、「それも忘れられないですけど」と笑った。

 そして今後については「第1キャリアでスポーツを辞めた後にどれだけ筋力が早く落ちるかっていうのを1回経験してるんで、今回は一切辞めるっていうことはしないように、できるだけスポーツする時間も確保しつつ新しいチャレンジをまた見つけながらやっていきたいなと思います」と意気込みを語った。