全勝対決はパナソニックに軍配が上がった。2季ぶり優勝を狙うパナソニックが21-10で昨季王者サントリーを下し、開幕9連勝を飾った。前半から持ち味の堅守速攻を発揮し、昨季の日本選手権決勝のリベンジを果たした。

 サントリーの昨季からの連勝は28で止まった。得意の展開ラグビーが封じられ、後半は、ゴール前に何度も迫って好機を迎えながら無得点。沢木監督は「まだまだ弱い。人間は失敗して成長する。この負けをプラスに変えて、これまで以上にハングリーでチャレンジしたい」。SHの流主将は「自分たちがチャレンジャーであることを再認識した。原点に戻る、よい機会になった」と前を向いた。