テニスの三菱全日本選手権は28日、女子シングルス決勝などが行われ、第1シードの今西美晴(25=島津製作所)が第6シードの秋田史帆(27)に6-4、4-6、6-4で勝ち初優勝。11月末から有明テニスの森公園が東京五輪に向け全面改修となるため、今西は現在の有明コロシアム最後の女王となった。

 過去2度の準優勝がある今西が、三度目の正直で初の栄冠を手にした。最終セット1-4から「ここで負けられない」と、一気に5ゲーム連取で初優勝をもぎ取った。現在の有明最後の女王となり「ここは(テニスの)聖地。来年は大阪(開催)と分かっていたので、どうしても勝ちたかった」と話した。