朝練復活か!? ラグビー日本代表のフランカー、リーチ・マイケル主将(29=東芝)が8日、代表合宿に早朝練習を取り入れる考えを示した。選手32人らと18日のトンガ代表、25日のフランス代表とテストマッチを行うフランスに向けて羽田空港から出発した。搭乗前にリーチは4日に世界ランキング3位のオーストラリアに30-63で大敗して「体力の差」を痛感したと明かし、これを受けて「朝練を復活させてウエートリフティング部でもつくろうかな。特にFWは(世界の)トップ4とやる時はウエートが重要」と主張した。

 エディージャパンの時は強豪国のパワーやサイズに対応するため筋力強化に励んだ。年間約140日の国内合宿で、ほぼ毎朝5時30分から1日4部練習した。一方、ジョセフジャパンはスーパーラグビー(SR)の日本チーム、サンウルブズで強豪チームと試合することで強化を図っている。大半の代表選手はSRとトップリーグも参加して1年間フル稼働し、代表合宿期間も短いためウエートは個別で行うことが多い。これから朝練をジョセフ・ヘッドコーチに提案する闘将は「たぶん、ダメだろうな…。1人でもやりますよ」と苦笑いして機上の人となった。【峯岸佑樹】