2020年東京五輪で新種目として実施されるスケートボードなど、若者に人気の都市型スポーツを集めた国際大会「FISE(エクストリーム・スポーツ国際フェスティバル)」が来年4月に広島市で開催されることが20日、正式に決まった。日本では初開催。

 年内に発足する予定の「日本アーバンスポーツ支援協議会」が主催。来年4月6日から3日間の予定で原爆ドーム近くの旧広島市民球場跡地が会場となる。種目はスケートボード、自転車BMX、ボルダリングのほか障害物をよけて走りながら速さを競うパルクールの4競技。

 誘致に尽力した国際体操連盟の渡辺守成会長は「広島から若者を通して、競技の魅力と平和の精神を伝えたい。都市型スポーツを普及、発展させ、東京五輪成功の一助になれば」と話した。

 開催が正式発表された20日の記者会見では大会出場予定の日本人選手らがパフォーマンスを披露。かつて大会に出場した経験がある自転車BMXの佐々木元選手は「観客の盛り上がりが衝撃的だった。日本にもこの興奮を伝えたい」と話した。(共同)