2020年東京五輪・パラリンピック大会組織委員会は7日、大会マスコット候補の最終3案を公表した。日刊スポーツは7日午後3時から同7時まで、大会マスコットにふさわしい案についてネットアンケートを行った。

 ア案 25・6%

 イ案 20・3%

 ウ案 54・1%

 最も多かった「ウ案」の理由は「ぬいぐるみなどの五輪グッズに適している」(大阪府30代女性)、「紅白が日本らしい」(東京都30代女性)などがあった。一方で「妖怪ウォッチ(ポイントカードのキャラ)Pontaに似ている」との声も複数あった。

 「ア案」には「現代的でセンスが良い」(海外70代女性)、「イ案」には「五輪版が手塚治虫のテイストで良い」(東京都50代男性)などの意見があった。

 原作者応募時のマスコットプロフィル要約

◆ア案

 「五輪」…大会エンブレムでも使われている青い市松模様をあしらった、伝統と近未来性を併せ持つキャラクター。伝統を大切にし、常に最新情報をキャッチ。瞬間移動ができる。

 「パラ」…ピンク色の市松模様で、桜の触角があり、超能力を持つ。自然を愛し、石や風と話せて、見るだけで物が動かせる。

 「共通点」…性格は正反対も、お互いを認め合う大の仲良し。

◆イ案

 「五輪」…福を呼ぶ招き猫や神社のキツネがモデル。日本を暖める炎と大地から生まれた。お祭りの活気を伝え、炎の尻尾で人々に元気を与える。縁側で昼寝をするのも好き。

 「パラ」…神社の守り神、こま犬がモデル。雲がモチーフのたてがみなど、日本に四季を呼ぶ風と空をイメージした。枯れ木に花を咲かせることもできる。

 「共通点」…日本の大地や大空を舞台に競い合っている。

◆ウ案

 「五輪」…日本昔話の世界から飛び出してきたキツネをイメージし、日本古来の勾玉(まがたま)を眉や頬にあしらった。人懐っこいリーダータイプで、風の精霊と一緒に応援する。

 「パラ」…日本古来の化けるタヌキがモデルで、頭の上の葉っぱで、自由に変身できる。おっとりしながらも、ムードメーカーで、森の精霊と一緒にみんなを盛り上げる。

 「共通点」…おめでたい紅白カラーに金の水引を背負っている。