前年度覇者の福岡第一が、中部大第一(愛知)に74-71で逆転勝ちした。28日に行われる男子準決勝第1試合は、今年インターハイ優勝の福岡大大濠と、ウインターカップ前回大会優勝の福岡第一による「福岡対決」に決まった。

 第3クオーター(Q)終了時まで、ポイントを専攻する中部大第一に福岡第一がピタリとついていく展開。中部大第一の4点リードで迎えた第4Q、福岡第一は1年生ポイントガードの河村勇輝が好アシストで得点を演出すると、センターのバムアンゲイ・ジョナサン(3年)がゴール下で執念を見せ、残り4分で逆転に成功。中部大第一も試合終了間際にキャプテン星野京介が連続3Pシュートを決めて3点差に詰め寄ったがあと1歩及ばなかった。 終始ゴール下で粘りを見せた福岡第一のジョナサンは「今日はファウルをたくさんしてしまった。明日の大濠戦はファウルを減らし、今日よりもリバウンドを1本でも多く取ります」と、福岡対決に向け、静かに燃えていた。