15、16位を決める「大阪対決」でNTTドコモが近鉄を下し、15位で20日の入れ替え戦に回ることになった。近鉄は自動降格の最下位が決まり、来季は07年度以来11季ぶりに下部リーグで戦う。

 互いにトライを決められないまま3-3で前半を折り返すと、後半にNTTドコモがリズムをつかんだ。同3分にFB才口将太(31)、同24分にSH井之上明(26)がトライ。近鉄は同29分にロックのマイケル・ストーバーグ(25)がトライを奪う意地を見せたが、及ばなかった。

 NTTドコモのダヴィー・セロン・ヘッドコーチ(51)は「選手を誇りに思う。選手の闘争心がすごかった」とたたえた。

 近鉄の坪井章監督(40)は「逆境の中、近鉄のプライドを懸けて最後まで戦ってくれた。勝ちきれなかったのは私の責任。必ず1年でトップリーグに戻ってくる」と誓った。