張本智和(14)がジュニアに続き、男子シングルスでも史上最年少優勝を宣言した。準々決勝で、昨年世界選手権男子ダブルス銀メダルの大島に4-1と完勝。ベスト4進出を決めた。今日の決勝では10度目の優勝を目指す、エース水谷との頂上決戦の可能性がある。ダブルス準決勝では水谷、大島組に敗れただけに「準決勝で勝って、決勝は最高のリベンジの舞台にしたい」と決意を込めた。

 混合ダブルスを含めて4種目に出場した今大会。6日間を終え、17試合を戦ったが、そこは14歳、疲れは残していない。水谷には昨年6月の世界選手権で4-1と完勝し、世間を驚かせている。「ダブルスで負けた悔しさをぶつければ、シングルスは絶対に勝てる」と、強気に打倒水谷を宣言した。満員の観衆の多くが判官びいきで相手を応援するほどの強さを誇る14歳。昨年平野美宇の16歳を大幅更新する、男女を通じたシングルス最年少優勝へのイメージはできている。