フリースタイルスキー、エアリアルのW杯最終戦(米レークプラシッド)で自己最高に並ぶ3位に入った平昌五輪(ピョンチャンオリンピック)代表の田原直哉(37=ミルキーウェイ)が22日、米国から成田空港に帰国した。

 W杯の表彰台に立つのは2季ぶり3度目。「五輪直前に成績出るのと出ないのとでは全然心の持ちようが違う。楽に入れると思います」といいイメージで、初の五輪へと向かう。

 田原は元体操選手で04年アテネ五輪代表候補だったが、落選。肩のケガなどもあり、06年に未経験だったエアリアルへと転向した。米田功ら体操の同僚がアテネ団体金メダルを獲得してから約14年。アルバイトで食いつなぎながら競技を続け、やっと念願の五輪の舞台に立つ。「長かったは長かったですけど、勝負できるようになってきたのがここ最近。14年ですけど、あっという間にすぎたかな」とここまでの道のりを振り返った。

 平昌のコースの斜度は比較的ゆるやかで、相性がいいという。あらためて五輪の目標を聞かれると「メダルしかない。そこだけです」と力強く答えた。