平昌五輪(ピョンチャンオリンピック)の女子500メートルで金、1000メートルで銀メダルに輝いた小平奈緒(31=相沢病院)が、総合2連覇へ上々の滑り出しを見せた。

 女子500メートルの1本目に出場し、平昌で五輪新記録を出した36秒94には届かなかったが、37秒23で21人中トップとなった。1000メートルは1分15秒68で4位だった。同じく平昌五輪代表の郷亜里砂 (30=イヨテツク)は500メートルを38秒06で4位、1000メートルは1分19秒09で16位だった。

 2月26日に韓国から帰国した後は、解団式や報告会などに出席。日本選手団の主将として多忙な時間を過ごし、わずか1日半の日本滞在で中国入りした。「五輪の金メダルに執着せず、自分の目指していることを見失わないようにしたい。リンクレコードが目標」と意気込みを語っていた。

 大会は500メートルと1000メートルを2度ずつ滑り総合成績を争う。小平は昨季、日本人女子として初めて総合優勝を果たした。4日に500メートル、1000メートルの2本目に出場する。