団体球技の国内リーグによる日本トップリーグ連携機構は19日、都内で総会を開催し、理事の去就や予算案の協議に加え、アルコール・ギャンブル依存症調査の中間報告も行われた。

 2016年に発覚したバドミントン男子の桃田賢斗(23=NTT東日本)らの違法賭博問題を受けて、同機構が調査に乗り出した。田口禎則理事は「Jリーグ、Bリーグをはじめとする加盟12リーグの1部リーグ4000人の選手を対象に、2月から調査を開始した。飲酒については一般人とほぼ同じ数値だが、ギャンブルに関しては高い数値が出ている。現在は2000人ほどの調査が終わった段階で、最終的な数字は5月の総会で報告する」とした。選手生命を失うような事態に陥らないよう、飲酒の頻度やギャンブルの経験やきっかけなどを無記名で調査しているという。「今後はカジノ構想もあり、啓発教育をやっていく必要があるのではないかと考えた。2018年度から啓発活動を行うための実態調査」と説明した。