BNPパリバ・オープンで女子ツアー初優勝を果たした世界ランク22位の大坂なおみ(20=日清食品)が、憧れのセリーナ・ウィリアムズ(36=米国)も撃破した。


S・ウィルアムズを破り、声援に応える大坂なおみ(AP)
S・ウィルアムズを破り、声援に応える大坂なおみ(AP)
試合後、S・ウィリアムズ(左)と握手する大坂なおみ(AP)
試合後、S・ウィリアムズ(左)と握手する大坂なおみ(AP)

 第1セットを第6ゲームから4ゲーム連取して6-3で先取すると、第2セットも第4、第8ゲームをブレークして6-2で押しきり、ストレート勝ちした。


 S・ウィリアムズは「彼女がいなければテニスはしていない」と言うほどの憧れの存在。今季からS・ウィリアムズを長年サポートしたドイツのサーシャ・バイン氏と、米国人でトレーニング担当のアブドゥル・シラー氏から指導を受け、心身共に才能が開花した。和製セリーナが、勝利という最大の恩返しを果たした。


 2回戦では第4シードのエリナ・スビトリナ(23=ウクライナ)と対戦する。




大 坂26-3
6-2
0セリーナ


S・ウィリアムズ戦でリターンする大坂(AP)
S・ウィリアムズ戦でリターンする大坂(AP)

セリーナ戦でサーブする大坂なおみ(AP)
セリーナ戦でサーブする大坂なおみ(AP)

大坂なおみ戦でリターンするセリーナ・ウィリアムズ(AP)
大坂なおみ戦でリターンするセリーナ・ウィリアムズ(AP)

第2セット


    101112
大  坂       6
セリーナ           2

○はキープ、●はブレーク、Tはタイブレーク


▼第8ゲーム セリーナのフォアがアウトし、0-15と大坂がポイント先行。セリーナのバックがアウトし、トリプルのマッチポイント。15-40からセリーナのフォアがミスショットとなり、大坂がブレークして第2セットも連取し、1時間17分で元女王も撃破した


▼第7ゲーム 大坂が危なげなくキープ


▼第6ゲーム セリーナが危なげなくキープ


▼第5ゲーム 40-0から40-30とされるも、大坂がキープ


▼第4ゲーム 大坂がフォアの連続ウイナーで15-40とダブルのブレークポイント。30-40からセリーナのフォアがネットにかかり、大坂がブレーク


▼第3ゲーム 大坂がブレークピンチも、セリーナのリターンミスでジュース。3度目のジュースで6本目のエースをセンターに決めて大坂がキープ


▼第2ゲーム ジュースからセリーナのボレーがアウトし、大坂にブレークチャンスも、大坂のミスショットで再びジュース。セリーナのサーブがさえてキープ


▼第1ゲーム 40-30からセリーナのフォアがアウトし、大坂がキープ



第1セット


    101112
大  坂       
セリーナ          

○はキープ、●はブレーク、Tはタイブレーク


▼第9ゲーム セリーナ30-0からサービスエースで40-0。セリーナのリターンがネットにかかり40-15。大坂のリターンエースで40-30。ラリーからセリーナの返球がネットにかかりジュース。セリーナのスマッシュが決まりアドバンテージ。大坂のバックが決まり2度目のアドバンテージ。長いラリーから大坂のバックが決まり大坂にアドバンテージ。最後はセリーナのリターンがサイドアウトで大坂が2つ目のブレークに成功し第1セット先取


▼第8ゲーム ジュースからセリーナのバックの返球がアウトで大坂のアドバンテージ。最後はセリーナの返球がわずかにアウトし大坂がキープ


▼第7ゲーム セリーナのサーブ。0-30からセリーナの返球がネット。セリーナのフォアで15-40。最後はセリーナがリターンできず、大坂がブレーク成功


▼第6ゲーム 大坂30-30からワイドのサービスエースで40-30。セリーナもショットが決まりジュース。2度目のジュースからセリーナもバックショットがアウト。最後はセリーナの返球がネットにかかり、大坂がキープ


▼第5ゲーム セリーナも最後はリターンエースでラブゲームでキープ


▼第4ゲーム 大坂のサーブ。30-0からセリーナのクロスがサイドアウトで40-0。最後はセリーナの返球がアウトで大坂がラブゲームでキープ。


▼第3ゲーム 30-30からセリーナのセンターのサービスエースで40-30。最後は大坂のリターンがネットにかかり、セリーナがキープ


▼第2ゲーム 3度目のジュースから大坂のバックのクロスが決まりアドバンテージを奪うと最後はセリーナのリターンがネットにかかり、大坂がキープ

 

▼第1ゲーム セリーナのサーブで試合開始。0-30から大坂のリターンがネットで0-40。セリーナのセンターのサーブを大坂のリターンがネットのかかり、セリーナがラブゲームでキープ