平昌五輪4位入賞の宮原知子(19=関大)が74・36点をマークし、メダル圏の3位につけた。

 冒頭のルッツ-トーループの連続3回転ジャンプでは、後半のトーループが回転不足。それでもステップと3つのスピンで全て最高評価のレベル4を獲得するなど、丁寧に滑りきった。演技後は少しほほ笑み「五輪はすごく良くて、やり切った感がすごかったけれど、最大限の力でメダルに届かなかったので『まだまだやることがあるな』って感じた。世界選手権で、もう1段階上がった自分を見せたい」と心境を口にした。

 80・27点でSPトップとなった地元イタリアのコストナーとは5・91点差。フリーに向けて「とにかく今シーズン最後の『蝶々夫人』になるので、思い切って自分の世界観を出したい」と意気込んだ。