フィギュアスケートで平昌五輪(ピョンチャンオリンピック)女子6位の坂本花織(17=シスメックス)が31日、オリンピアンとしての意外? な自覚を明かした。

 大阪・東和薬品ラクタブドームで行われた「スターズ・オン・アイス」に出演。五輪出場を経てショーに出た感想を問われ「暗い中で滑るのが苦手なので、そういうのもちゃんと慣れないといけないと思いました」と周囲を笑わせた。

 1月の公開練習時には睡眠の質を高めるため、それまでは明るいままで寝ていたが、完全消灯していることを明かしていた。その際には「真っ暗が怖い…」とうつぶせになり、枕に顔をうずめる“暗闇対策”で何とか敢行。シニア1年目の今季に大ブレークした坂本の意外な敵は、やはり「暗さ」に共通しているようだ。

 とはいえ、来季に向けては力強い。既にトリプルアクセル(3回転半ジャンプ)の練習を再開しているといい「(3月の)世界ジュニア(選手権)で(ロシアの13歳トルソワが)4回転2本入れていたのを見て『これはヤバイ』と思った。シニアでも既に(3回転半は米国の)長洲未来選手がやっているので、流れに乗り遅れないように頑張りたい」と気持ちを高ぶらせた。