1月の全日本選手権を史上最年少の14歳で制した張本智和(14=エリートアカデミー)が、世界ランキング1位の樊振東(中国)を3-1で破った。第4ゲームのウィニングショットは力強いバックハンド。決めると両手を高く挙げ、頭を抱えて喜びを表現した。

 大金星に張本は「信じられない。今は何も考えられない」と終始興奮気味だった。シニアで中国人選手に勝利するのは初めて。「中国の壁は東京までに1回は超えたかった。東京五輪で金メダルを取れる自信が少しついてきたかな」と笑顔を爆発させた。