全日本柔道連盟は大会後に強化委員会を開催し、世界選手権代表12人を発表した。男子100キロ級では世界王者で1月に左膝を手術したウルフ・アロン(22=了徳寺学園職)が選出された。現在、リハビリ中で今大会を欠場する中での代表入りを決めた。6月の全日本実業団団体対抗で復帰予定で、国際大会に出場してから世界選手権に臨む計画という。

 会見で男子の井上康生監督は「一番は世界王者であること。羽賀と飯田が対抗馬だったが、年間の国内外大会の結果を踏まえて決めた」と説明した。

 ウルフはこの日、自身のツイッターで「なんとか代表になることができました。選ばれたからにはまずはけがを治し、万全の状態で世界選手権に挑み、優勝したいと思います」と2連覇を目指す決意をつづった。

 世界選手権代表は以下の通り。

 【男子】▽60キロ級高藤直寿(パーク24)▽66キロ級阿部一二三(日体大)▽73キロ級橋本壮市(パーク24)▽81キロ級藤原崇太郎(日体大)▽90キロ級長沢憲大(パーク24)▽100キロ級ウルフ

・アロン

 【女子】48キロ級渡名喜風南(パーク24)▽52キロ級志々目愛(了徳寺学園職)▽57キロ級芳田司(コマツ)▽63キロ級田代未来(コマツ)▽70キロ級大野陽子(コマツ)▽78キロ級浜田尚里(自衛隊)