ボクシングで日本初の世界主要4団体制覇を果たし、アマチュアとして2020年東京オリンピック出場を目指す高山勝成(34=名古屋産大)が、自身のアマ選手登録を認めない日本ボクシング連盟と日本オリンピック委員会(JOC)を相手に日本スポーツ仲裁機構(JSAA)に調停を申し立てることが19日、分かった。高山らは同日午後、記者会見を開く。

 高山は3月、約2万5000人分の署名が入ったデータをJOCの橋本聖子副会長に提出。日本連盟にも署名データやアマ登録申請書を持参したが、責任者不在を理由に受理されず事態が進展しなかった。

 国際ボクシング協会(AIBA)は16年リオデジャネイロ五輪からプロ選手の出場を解禁したが、日本連盟はプロ経験者の試合出場を認めていない。