男子プロバスケットボールＢリーグのレバンガ北海道は４日、今季最終節の新潟アルビレックスＢＢ２連戦（６日～、札幌・北海きたえーる）に向けた練習を札幌市内で報道陣に公開した。練習を見届けた横田陽ＣＥＯ（４１）は「最後に日本一」と、千葉ジェッツのリーグ１試合最多観客動員数６０３６人（２日更新）への挑戦を口にした。

　最終節の“相手”は常に天敵として立ちはだかる千葉だ。Ｂリーグ開幕以来１４連敗。今季の平均観客動員は千葉の５１７３人に対して３６１１人と水をあけられた。クラブ間の「Ｔシャツ販売対決」で、千葉の島田慎二社長（４７）に折茂武彦選手兼社長（４７）が敗れ、オフに「一日付き人」の屈辱？　を味わう。横田ＣＥＯは「すべて負けるのは悔しい。目標は満員の約６３００人」とぶち上げた。

　最終節の指定席前売りは、６日４０００枚、７日３５００枚でともに完売と悪くない。動員数アップでリーグ分配金が増えるだけに、正念場となる。この日、「硬球を持ったこともない」という多嶋朝飛主将（２９）が、札幌ドームの日本ハム戦で始球式を行い、野球ファンに来場をアピールした。お祭り男の松島良豪（２６）も「空前絶後のエンターテインメントを見せる」と鼻息を荒くした。なりふり構わぬＰＲで、今季最後の“タイトル”をつかんでみせる。【中島洋尚】