平昌五輪(ピョンチャンオリンピック)スピードスケート女子で3つのメダルを獲得した高木美帆(23=日体大助手)ら平昌五輪・パラリンピック代表が10日、東京都内の母校・日体大で報告会を行った。会には教職員、生徒ら約5000人参加した。

 会では、表彰のほか、トークショーなどが行われた。最後の質問コーナーで在校生から「平昌前に『五輪までは彼氏は作らない』と言っていましたが、彼氏はできましたか?」と際どい質問が飛び出し、一瞬、会場はざわついたが、高木はまったく動揺せず冷静だった。「彼氏の話をしたことありましたっけ? 発言したことないのでそれは間違っていると思います」とさらりと交わし、笑いを誘った。

 五輪後、表彰やイベントなど多忙を極めているが、いよいよ来週から全日本合宿がスタートする。すでにコーチから渡された練習メニューはこなしていると話し、「次の五輪へはまだはっきりした目標は言えないが、1つ1つ追求して行くことを進める中で感じる方向に進んでいきたい」と話した。

 また、在校生に向けて「チャンスや出会いは意外に身近なところに転がっている。うまくいかなくて悩んでいる学生もいると思うが、逃げずに立ち向かってほしい。未来を作るのは自分。輝いていけるように祈っています」とエールを送っていた。