ワイルドカード上位の川崎ブレイブサンダースは崖っぷちに立たされた。東地区王者の千葉ジェッツに65-87で先勝を許した。敗れれば敗退となる明日13日の第2戦に全てを懸ける。

 シュートの精度に欠いて、序盤で流れを失った。第1クオーター。2点シュートを12本放つも、入ったのは2本だけ。好機を逃すと流れは千葉に傾き、第1クオーターだけで3点シュートを8本も決められた。第1クオーターのシュート成功率は、千葉の52・9%に対し、川崎は半分以下の23・5%。いきなり12点を追う展開は苦しい。アウェーの声援にも押され、その後、1度も追いつくことはできなかった。

 主将の篠山竜青(29)は「出だしで一気にやられてしまった。自分たちが勝手につぶれた展開。リードされた時の我慢強さを出せなかった」と悔やんだ。北卓也ヘッドコーチ(45)は「一方的なゲームになったのは残念。強い気持ちでハード、アグレッシブなプレーをしないといけない」と第2戦へ気持ちを切り替えた。