アルバルク東京が、東地区王者の千葉ジェッツとの激戦を制し、Bリーグ2代目王者に輝いた。A東京の優勝を告げるブザーが超満員の横浜アリーナに響き渡ると、アルバルクブースターからの大きな歓声に包まれた。記念すべき昨季のBリーグ開幕戦を勝利で飾ったA東京が、最高の舞台で勝利をつかんだ。

 第1クオーター(Q)から、両者譲らぬ一進一退の接戦となる。30-31で迎えた第2クオーター(Q)残り2分40秒、エース田中大貴(26)のレイアップシュートを皮切りにA東京が逆転すると、そこから馬場雄大(22)、安藤誓哉(25)のシュートなどで40-31とリードを広げる。さらにジャワッド・ウィリアムズ(35)が3点シュートをブザービートとし、43-33と10点差をつけ後半へ勢いをつなぐ。第3Q、第4Qともに千葉に追随を許さず、さらに点差を広げて歓喜の瞬間を迎えた。

 

 ◆アルバルク東京 1948年トヨタ自動車の実業団として創部。天皇杯は11-12年シーズンで優勝し、JBLとの2冠を達成。Bリーグは初優勝で、過去のリーグも含めてリーグ優勝は通算5度目。「アルバルク」は「電撃」を意味するアラビア語を語源で、「勝利を運ぶ箱舟」という意味も持ち合わせている。