平昌(ピョンチャン)オリンピックのスノーボード男子ハーフパイプ銀メダリストの平野歩夢(19=木下グループ)が1日、都内で行われたスイスの高級腕時計ブランド「ロジェ・デュブイ」の新作発表会に出席した。

 同社が伊自動車メーカー「ランボルギーニ」がコラボした約2500万円の腕時計を着用して登場。個性的かつ、洗練されたデザインが気に入ったようで「自分もスノーボードやスケートボードをやっている。自分にしかできないこと、自分にしか生み出せないトリック(技)へのこだわりが高い競技。すごく刺激を感じました。スノーボード以外でもこだわりのあるものを知れた。なにかヒントになるきっかけを感じさせてもらいました」と話した。

 オリンピックでは2大会連続でメダルを獲得したが、向上心は衰えない。「スポーツ寿命はだいたい残り10年」と分析する。誰も追いつけない演技を追求する19歳は「人とは違った感覚を持ってやらないといけない。トップに行くにはイメージが必要。体を動かせるうちにやれることやる。今の自分以上のことを見てもらえるように」と語った。平昌五輪で銀メダルを獲得した翌日には、22年北京オリンピックも目指す意向を明かし、4回転技を3回行う演技構成に取り組む意向を示していた。人の想像を超える先に、平野の目標はある。