メルセデスAMGのルイス・ハミルトンが第5戦スペインGP以来のポールポジションを獲得した。僚友バルテリ・ボッタスも0・118秒差で続き、アップデート仕様のパワーユニットを投入したメルセデスAMGがフロントロウを独占してみせた。しかしハミルトンは完璧な走りができなかったと表情に曇りを見せた。

 「予選はいつだってタフだし特にQ3は最高とは言えなかったけど、久々のフランスGPで良い走りができて良かったよ。ポールポジションが獲れたことは嬉しいけど、まだタイムを縮める余地はあった。まだまだやるべきことはあるよ」

 トロロッソ・ホンダはピエール・ガスリーが14位、ブレンドン・ハートリーが17位と下位に沈んだ。ガスリーは「最後のアタックでアンダーステアが強くなったし、直線主体のセクター2だけがなぜか遅かった」と目標としていたQ3進出が果たせなかったことを悔しがった。(米家峰起通信員)