フィギュアスケート女子の三原舞依(18=シスメックス)が6日、新横浜スケートセンターで行われた「ドリーム・オン・アイス」で今季の新ショートプログラム(SP)「イッツ・マジック」を初披露した。

 同曲は、1948年の米国映画「洋上のロマンス」の挿入歌で、人気振付氏デービッド・ウィルソン氏が温めておいたもので、雰囲気にぴったり合った三原に贈られた。この日は初お披露目ながら、米国女優・歌手ドリス・デイが歌うゆったりとしたラブソングに合わせた優雅な滑りで魅了した。三原は「私の雰囲気やしぐさを見て、(デービット氏が)選んでくださった。恥じない演技をしたい」と気を引き締めた。

 17年4大陸選手権を制するなど五輪プレシーズンにブレークしたが、昨季はわずか2枠の平昌五輪(ピョンチャンオリンピック)代表にあと1歩届かなかった。「去年の悔しさを忘れずに1つ1つの大会、エレメンツを大事にして、笑顔で終えたい」と新たなスタートをきる。