アジア大会と世界選手権に向けた重量挙げ日本代表が10日、都内で公開練習を行った。アジア大会に出場しない女子48キロ級ロンドン五輪銀、リオ五輪銅メダルの三宅宏実(32=いちご)は世界選手権まで「時間が空くので(自分に)甘くなる」と、実戦感覚を鈍らせないため、関東選手権(18日開幕、茨城)に出場すると明かした。

 今年の世界選手権から始まる五輪選考レースは、20年4月末までの1年半の間に国際連盟が定めた6戦以上に出場しなくてはならない。毎年世界選手権に重点を置き、試合を絞ってきた三宅には負担が大きくなるが、「決められたからにはやるしかない。前向きに考えている」。リオ五輪前から抱える腰痛と向き合いながら競技を続けており、「スパンが短い中で、(腰の)痛みがどうなるか、どう調整していくか確かめたい」。体を整えながら、4度目の五輪出場に向け、モードを高めていく。