池江璃花子(18=ルネサンス)が最終種目の女子400メートルメドレーリレーで銅メダルを獲得。今大会個人2種目、リレー2種目と計4種目でメダルを得た。

 疲れ知らずだ。本命種目の同100メートルバタフライで初の金メダル獲得から一夜明けて「疲れが一気にきているなと思いますが、頑張りたい」と話していた。今大会7種目目となった予選は息継ぎ1回で24秒76をマークして、全体の5番目で決勝に進出していた。「100メートル自由形(5位)と同じでビリにならないことを目標にしたいです」と笑顔で口にしていた。50メートル自由形は、パワーが重視される種目で海外勢の壁が高い。決勝はメダルを逃し6位も「あきらめず限界を超えたい」と世界の高い壁を乗り越える決意を示す。最後のメドレーリレーも力を振り絞ってメダル獲得に貢献した。

 東京五輪2年前の今季。大舞台が待ち切れないとばかりに、勢いを加速している。今年だけで短水路(25メートル)長水路(50メートル)を含めて日本記録を16回更新。今大会もメダルを取った200メートル自由形と100メートルバタフライで日本記録をマークした。自宅の洗面所脇の壁には出場各種目の世界記録が書かれた紙を張っている。母美由紀さんが張り出したものだが、池江の頭にも深く浸透し、高い目標が自然と植え付けられている。

 休む間もなくジャカルタ・アジア大会(18日開幕)に向かう。ジャカルタでも池江旋風が起きることは間違いない。