卓球女子の平野美宇(18=日本生命)が13日、ワールドツアーのブルガリア・オープン出場のため、羽田空港から欧州遠征に出発した。7月上旬からコーチを、昨年4月にアジア選手権を制した時の中国人コーチに戻し、練習に取り組んできた。「自分の得意なスピードを無くさないようにと取り組んできた。コーチを戻してまずは前の良いプレーができていた時に戻して、そこからまた成長していきたい」と気持ちを入れ直していた。

 友の活躍も力に変える。同世代で親交のある競泳の池江璃花子(18=ルネサンス)が、先週行われたパシフィック選手権で金1個を含む4個のメダルを取ったシーンはテレビで観戦し、しっかり目に焼き付けた。大会前には「頑張って」とLINE(ライン)で激励すると「ありがとう」と返信があったと言う。「本当にすごいなと思う。普段しゃべっている時は普通の女の子なのに競技になると格好良いし、尊敬する」と刺激にしている。

 今遠征では、ブルガリア・オープンと21日のチェコ・オープンの2大会に出場する。「まずはベスト4に入って、そこから優勝を目指したい」と気持ちを高めた。