2019年ラグビーワールドカップ(W杯)日本大会の試合会場で、唯一新設された「釜石鵜住居(うのすまい)復興スタジアム」(岩手県釜石市)は19日にオープニングイベントを迎え、その中で開催するメモリアルマッチのパブリックビューイング(PV)を東京・丸ビルで行い、現役選手たちが生解説することになった。15日にビルを保有する三菱地所が発表した。

 試合は地元の釜石シーウェイブスとトップリーグのヤマハ発動機が対戦する。PVは19日午後2時から丸ビル1階で行われ、東芝ブレイブルーパスのロック大野均(40)、サントリーサンゴリアスのプロップ畠山健介(33)らがゲスト解説する。参加は無料。

 東日本大震災による津波で全壊した小中学校の跡地に建てられたスタジアムはハイブリッド芝を使用。約6000席を備え、W杯開催までにさらに仮設スタンド約1万席分を設置する。

 17年4月に着工し、今年7月に完成した。