フィギュアスケート女子の三原舞依(18)と坂本花織(18=ともにシスメックス)が17日、盛岡市内で夏季合宿を公開した。

 本格的な秋のシーズンに向け、体力をつけ、基礎的な技術を磨くのがこの合宿の狙い。朝はホテルから市内のリンクまで約2・5キロを走り、氷上での3時間の練習後、さらに陸上と室内で体力トレーニングをするなどみっちりと練習した。2月の平昌五輪(ピョンチャンオリンピック)出場後、アイスショーやイベントなどで十分に練習を積めていなかった坂本は「ここでしっかり、もとの自分に戻したい」と話し、武器であるジャンプに関し、「成功率をあげ、すっきりしたジャンプを跳べるようになりたい」と目標を掲げた。

 惜しくも五輪出場を逃し、4年後の北京大会出場を狙う三原はあらためて「体力を強化したい」と決意。今季からトレーナーに個別の体力強化メニューを作ってもらったことを明かした。来年3月の世界選手権出場を今季の目標とし、「昨シーズンは悔しさが大きかった。どんな時でもできるスケーターになりたい」と話した。