世界19位の錦織圭(28=日清食品)が2年ぶり3度目のベスト8に進出した。同34位のコールシュライバー(ドイツ)に、6-3、6-2、7-5の2時間16分で勝ち、準々決勝では同7位のチリッチ(クロアチア)-同10位のゴフィン(ベルギー)の勝者と対戦する。

錦織は、最初の自分のサービスゲームでブレークポイントを握られた。しかし、それを逃れると、続く第2ゲームで相手のサービスゲームを破り、波に乗った。第1、2セットともに、1度も自分のサービスゲームを落とさず。第3セットは、今大会、初めての昼の部で暑さのためか、動きがトーンダウン。それでも、何とかストレートで突き放し、勝利の瞬間、コート上でしゃがみ込んだ。

「暑くて、3セットで終わらせることができたのは、本当にラッキーだった」。

この勝利で、暫定の世界ランキングは13位にまで上昇。数字上、55位のミルマンに抜かれる可能性は残っているが、10日発表予定の最新世界ランクで13位以上はほぼ確定となった。