女子500メートルは平昌五輪(ピョンチャン・オリンピック)金メダルの小平奈緒(32=相沢病院)が37秒49で優勝し、同種目の国内外30連勝を達成した。記録の節目を迎えて「勝ち始めた時はこんなに続くとは思ってなかった」と振り返った。

同走選手のフライングからやり直しての2回目。「ベストではないけどまあまあ」というスタートを切った。最後の直線では片方の足を蹴ってしまい、バランスを崩したが、それでも慌てることなくゴール。コーナリングでもイメージと異なったが「大きなミスがあっても勝てる実力を備えてこれている」と手応え。この日会場には約1000人の観客が集まり、子どもたちの姿もあった。「本物の滑りやレースに向かう雰囲気を見てほしい」。2年ぶりの日本開催のワールドカップで金メダリストの風格を漂わせていた。