男子の1試合のみが行われ、岡山が東京を3-2の大接戦で破り、首位を走る相手に初めて土をつけた。初戦のダブルスで、上田仁、森薗政崇組が、水谷隼、松平健太組を0-2で撃破。シングルスで2連敗し、あとがなくなったが、上田が大島祐哉を破り、ビクトリーマッチ(延長戦)に持ち込んだ。

シングルス2戦目で水谷に敗れた吉村和弘が強敵、張本智和と対戦。気迫のこもったプレーで攻め続け、お互い得意な攻撃的なレシーブ「チキータ」対決を制し、11-6で勝利。アウェーとはいえ、大歓声に包まれた会場に両手を掲げ、答えてみせた。吉村は「チームを勝利に導けたことがうれしい。格上の張本が相手だったので向かっていくだけだった」と話した。

12月8日からホーム岡山で2連戦を迎える。吉村は「2連勝して流れに乗っていきたい」と気持ちを高めた。