2020年東京オリンピック(五輪)・パラリンピック大会組織委員会は10日、新たに自転車のロード競技をサポートするボランティアを募集すると発表した。

募集する主体はコースが通過する自治体のうち14市町村。今年7月のテスト大会、来年の本大会で実施。本大会は約5700人の募集を見込んでいる。ロードレースは東京都府中市の武蔵野の森公園をスタートし、静岡県小山町の富士スピードウェイがゴールとなる。

大会ボランティアとは違い、交通費や食事は支給されない。公式ユニホームも配布されないが、テスト大会は帽子のみ、本大会は帽子と上着が提供される。

応募資格はテスト大会、本大会が開催される年の4月1日に15歳以上であること、日本国籍を持つかまたは、日本に居住する資格を持っている人。活動内容は柵やコーン、立ち入り禁止テープの設置や沿道整理となっている。

大会ボランティアや都市ボランティアが18歳以上という制約があるため、なるべく若い世代に門戸を開きたいと、自治体が組織委に要望して実現した。

募集する自治体は東京都が府中市、調布市、三鷹市、稲城市、多摩市、八王子市、町田市。神奈川県が相模原市。山梨県が道志村、山中湖村。静岡県が御殿場市、裾野市(テスト大会はコース外のため募集なし)、小山町。今月15日に第1弾として相模原市がテスト大会の募集を開始する。