昨年7月に現役復帰したフィギュアスケート男子の高橋大輔(32=関大KFSC)が12日、都内で行われた、自身がプロデュースしたマンションの完成発表会見を行った。

公の場に姿を現したのは、昨年12月の全日本選手権以来。あらためて今年の目標について「現役を辞めるつもりは全くありません。全日本選手権まで頑張りたい。B級戦にも出られたら出たいと思います」と現役続行に加えて、国際大会の出場にも意欲を燃やした。

全日本の公式練習では成功していた4回転トーループは、本番のフリーの演技では跳べなかった。練習で跳べた時の気持ちよさ、本番で跳べなかった時の悔しさが残っていて「ショートとフリーで1本ずつ入れたい」と、今年はショートプログラムとフリーの両方の演技構成に4回転ジャンプを組み込むという。

4回転は現在、トーループのみしか跳べないが「周りからサルコーも跳べるよと言われている。可能なら成功できるように頑張りたい」と4回転サルコーにも挑戦する。現役復帰に満足することなく、さらなる進化を目指す。

自身がプロデュースしたマンションは、4月完成予定だという。外観や内装にさまざまなこだわりを施してあり「“隠れ大輔”もあります。内容は秘密ですけど、全35部屋にどこかに何かが隠れています」とサプライズを用意している。