箱根駅伝で初優勝した東海大が26日、キャンパスがある平塚市の平塚駅付近で優勝パレードを行った。出場46回目での悲願に、商店街の長さ450メートルの沿道には約1万人が集まり、選手らがオープンカーから手を振った。

その後の優勝報告会では、山田清志学長が「『湘南の暴れん坊』というのをやめてもらいたい」とテレビ局などが連呼する愛称に言及。「暴れん坊がいたのでは優勝はできない。各自が区間の仕事をしっかりして優勝できた。『湘南の覇者』と言っていただきたい」とお願いした。

両角監督は「ふさわしいチームにならないと」と一層気持ちが入った様子。昨年アジア大会1500メートル代表の館沢が主将を務める新チームは、高校界の精鋭が集まり黄金世代と呼ばれた学年が4年となる。「覇者」ぶりを知らしめる2連覇、大学駅伝3冠へ視界良く駆ける。