フィギュアスケートの4大陸選手権(7日開幕、米アナハイム)に出場する男子の宇野昌磨(21=トヨタ自動車)、田中刑事(24=倉敷芸術科学大大学院)、友野一希(20=同大)がまさかのハプニングに遭遇した。5日午前(日本時間6日)はアナハイム近郊の練習用リンクで40分間の調整。ところがトップで曲をかけての通しが回ってきた田中の演技後に、火災を知らせる警報が響き渡った。

キョトンとした表情を浮かべた選手たちだったが、特別大きな騒ぎはなく、それぞれが冷静に調整。曲かけ2番手の友野、3番手の宇野も黙々とジャンプなどを繰り返した。

約10分後に警報は止まり、運営側から選手サイドにも異常がなかったことが伝えられた。曲かけはその後に行われ、宇野はショートプログラム「天国への階段」で冒頭の4回転トーループなどを着氷。練習時間も警報が鳴り響いていた時間分が延長され、大きな問題はない様子だった。