男子ショートプログラム(SP)3位発進した羽生結弦(24=ANA)が22日、勝負のフリーに向けて公式練習を行った。この日は2度の公式練習があったが、最初はリンクに現れず、2度目の時間で練習した。

練習では完成度の高いジャンプを連発した。昨年11月のロシア杯で右足を負傷した因縁の4回転ループもきれいに着氷。4回転トーループ-3回転半ジャンプの高難度コンビネーションも披露した。

21日の男子SPでは冒頭の4回転サルコーが2回転となり、悔いが残る内容となって、94・87点だった。演技後は「久しぶりに頭が真っ白になりましたね」と振り返っている。17年4月以来の国内での試合に「ちょっときばりすぎた」と反省。ただ五輪2大会連続金メダルの王者は「こういう時の対処法は知っている。経験をフリーに生かす」と巻き返しを誓っていた。