柔道の18年世界選手権男子60キロ級銅メダルの永山竜樹(22=東海大)が25日、神奈川・平塚市で行われた東海大湘南キャンパスの卒業式に出席した。

永山は大学生活について「4年間いろいろなことがあったけど、両親、先生、仲間らが支えてくれたおかげで今日を迎えられた。一番の思い出は、『柔道部の仲間たちと過ごした当たり前の日々』。支えてくれた多くの方々に感謝している」と振り返り、仲間たちに胴上げされると満面の笑みを浮かべた。

式典はスーツ姿で出席。ジャケットには19年世界選手権東京大会(8月25日開幕、日本武道館)を意識した同大会のピンバッジを付け、左手には賞金で購入したガガミラノ(約27万円)を装着して、普段とは違った一面をのぞかせた。

4月から大学の先輩で17年世界選手権男子100キロ級金メダルのウルフ・アロン(23)らが属する了徳寺学園に所属する。幼少期から憧れていた「柔道漬け」の日々を送ることになり「甘えとか出さずに強くなるため、東京五輪で金メダルを取るために1日1日を大切に過ごしたい」と、新社会人としての決意を示した。