柔道男子100キロ超級で20年東京オリンピック(五輪)を目指す小川雄勢(22)が26日、東京・日本武道館で行われた明大の卒業式に出席した。「武道の聖地」で門出の日を迎え「日本武道館で何回も試合したことが一番の思い出。柔道を通じて、人としても成長できた4年間だった」と感慨深く振り返った。4月から強豪のパーク24に進む。

この日、父で92年バルセロナ五輪95キロ超級銀メダルの直也氏(50)が同社柔道部のアドバイザーに就任することが明らかになった。小川の専属コーチとして技術面や精神面などでアドバイスを送り、二人三脚で東京五輪を狙う。小川は「学生みたいに甘くない環境になる。己に厳しく、失敗を恐れずに挑戦していく」と覚悟を示した。